柔道着(胴着)の選び方|号数と織り方の違いを整理

General
この記事のポイント
  • 柔道着は「号数」で体格に合わせて選ぶのが基本
  • 織り方(一重・二重・三重)で耐久性と価格が変わる
  • 学校授業用・部活動用・試合用で選ぶべきモデルが違う
  • 体型に合わせて標準・B体・Y体などの展開がある
  • 洗濯による縮みを見越したサイズ選びが失敗を防ぐコツ

柔道着(胴着)とは

柔道着は「上衣」「下衣(ズボン)」「帯」の三点で構成される柔道専用のウェアです。単に「胴着」と呼ばれることも多いですが、正式には上衣部分を指す言葉として使われることもあり、総称として柔道衣・柔道着という表記が一般的です。投げ技や寝技で相手の襟や袖をつかみ合う競技特性上、一般的な衣類とは比較にならないほど生地が厚く頑丈に作られているのが特徴です。

知っておきたいこと:柔道着は空手着や剣道着と似ているようで、生地の織り方・厚み・袖や襟のつくりがまったく異なります。柔道着は組み合った際の力に耐える必要があるため、襟や胸元が特に厚く補強されています。

号数(サイズ)の選び方

柔道着のサイズは「号数」という独自の単位で表示されます。身長を基準に号数が決まっており、体格に合わないサイズを選ぶと稽古中の動きを妨げたり、審査・試合で規定違反となる場合もあるため、購入前に必ず確認したいポイントです。

号数 身長の目安 主な対象
1号 135〜145cm 小学校中学年〜高学年
1.5号 146〜152cm 小学校高学年〜中学生
2号 153〜158cm 中学生
3号〜 159cm以上 高校生〜成人
注意点:号数の基準はメーカーごとに微妙に異なります。同じ「2号」でも上衣の着丈や袖丈が数センチ変わることがあるため、可能であれば購入前に各メーカーのサイズ表を見比べておくと安心です。

織り方・素材の違いを整理

柔道着選びで号数と並んで重要なのが「織り方」です。柔道着の生地は一重織・二重織・三重織に大別され、それぞれ厚み・耐久性・価格・動きやすさのバランスが異なります。

織り方ごとの特徴
  • 一重織:生地が薄く軽量で動きやすい。学校の授業用・入門者向けに多い
  • 二重織:厚みがあり耐久性が高い。部活動や道場での稽古用に選ばれやすい
  • 三重織:最も厚手で頑丈。組み手争いの激しい上級者・試合用に向く

素材面では、綿100%のものと、ポリエステルと綿を混紡したものがあります。ポリエステル混紡(例:ポリエステル65%・綿35%など)は軽くて乾きやすく、洗濯による縮みも抑えられているため、こまめに洗って使う学校の授業用にはこのタイプが重宝されています。一方で綿100%の柔道着は生地の風合いがしっかりしており、稽古を重ねるほど身体になじんでいく感覚を好む競技者も多いです。

ポイント:洗濯の度に縮みが気になる方は、商品説明に「〇cm程度縮みます」といった記載があるかを確認しましょう。あらかじめ縮みしろを見込んで一回り大きめを選ぶ工夫をしている競技者も少なくありません。

体型に合わせたサイズ展開

柔道着は号数だけでなく、体型に合わせた展開が用意されているモデルもあります。標準体型向けのほか、体格ががっしりした方向けの「B体」、やせ型向けの「Y体」、大きめの「L体」といった区分があり、身長だけでは合わせきれない胴回りや肩幅の違いをカバーできます。

九櫻 JOF特選二重 柔道衣

100年以上武道衣を作り続けてきたメーカーによる二重織モデルです。しっかりとした厚みがありながら扱いやすく、部活動での日々の稽古から審査まで幅広く使えると評価されています。標準体型に加えてB体やY体といった展開があり、体格に合わせて選びやすい点も支持されています。

ミズノ 柔道衣 優勝3rd

全柔連規格に対応し、国際柔道連盟の規格にも適合しているモデルです。中高生の部活動から本格的な試合まで対応できる仕立てで、強豪校の選手からも選ばれていると評価されています。組み手の際の生地の耐久性と、動きを妨げにくい縫製のバランスが特徴です。

用途別に見る柔道着の選び方

柔道着は「どこで着るか」によって選ぶべきモデルが変わります。学校の体育の授業や部活動の入門段階では、規格の厳密さよりも価格と扱いやすさが重視される一方、大会に出場する場合は全柔連規格やIJF(国際柔道連盟)公認かどうかを確認する必要があります。

用途別チェックリスト
  • 体育の授業・部活動の入門段階:一重織・混紡素材で価格を抑えたモデル
  • 道場での日常稽古:二重織で耐久性と価格のバランスが良いモデル
  • 公式大会・昇段審査:全柔連規格やIJF公認表記のあるモデル

九櫻 JW二重刺子 柔道衣

練習用・授業用として使いやすい二重織モデルです。初めて柔道を始める方にも扱いやすい仕立てで、価格と耐久性のバランスが良いと評価されています。部活動での日常的な稽古用として選ばれることが多いモデルです。

九櫻 JNW2一重織 柔道衣

学校の正課授業向けに作られた一重織モデルです。武道必修化に対応した仕様で、軽く扱いやすいため、初めて柔道着を着る生徒にも向いています。価格が抑えられている点も、授業用としてまとめて用意する場合に評価されているポイントです。

ミズノ 柔道衣 号衣シリーズ

学校授業や部活動の入門段階に向けたモデルで、ポリエステル混紡による軽さと乾きやすさが特徴です。洗濯を繰り返しても型崩れしにくいと評価されており、こまめな洗濯が必要な授業用として選ばれています。

ブランドごとの傾向を比べる

柔道着メーカーの中でも代表的なのが九櫻とミズノです。九櫻は武道具全般を長く手掛けてきたメーカーで、子供用から女子用まで選択肢が豊富なことで知られています。ミズノは全日本柔道連盟とのつながりが深く、日本代表選手が着用するモデルを展開していることもあり、競技志向の柔道着を探す方から支持されています。価格帯としては一般的にミズノがやや高め、九櫻はその次に位置づけられる傾向がありますが、いずれも用途や予算に応じたラインナップが揃っています。

東洋 柔道衣 三重織モデル

組み手争いが激しくなる上級者向けに厚手の三重織を採用したモデルです。耐久性を重視する競技者から評価されており、長く使い続けたい方に向いています。三重織は重量があるぶん動きに慣れが必要なため、稽古の段階に合わせて選ぶのがポイントです。

お手入れと長持ちさせるコツ

柔道着は稽古のたびに汗を吸うため、こまめな洗濯が欠かせません。洗濯機で洗える製品が多いですが、生地が厚いぶん乾きにくいこともあるため、風通しの良い場所でしっかり陰干しすることが長持ちのコツとされています。

お手入れのポイント
  • 洗濯前に襟や袖口の汚れを確認し、必要に応じて部分洗いする
  • 他の衣類と分けて洗うと色移りや生地の傷みを防ぎやすい
  • 直射日光を避けて陰干しすると色あせを抑えられる
  • 畳んで保管する際は帯と分けてしわを防ぐ
買い替えの目安:襟や胸元の生地がへたってきたり、縫い目がほつれてきたりしたタイミングが買い替えのサインとされています。特に組み手争いの多い競技志向の方は、生地の劣化が動きやすさに直結するため早めのチェックがおすすめです。

まとめ

柔道着(胴着)選びでは、まず号数で自分の体格に合ったサイズを確認し、そのうえで用途に応じた織り方・素材を選ぶことが失敗を防ぐポイントです。学校の授業や入門段階では一重織や混紡素材の扱いやすいモデル、日常の稽古には二重織、公式大会や昇段審査には全柔連規格・IJF公認のモデルというように、段階に合わせて選ぶと長く快適に使い続けられます。九櫻やミズノをはじめとした各メーカーは体型に合わせた展開も豊富なので、身長・体格・用途の三つを軸に比較してみてください。

柔道着(胴着)の選び方|号数と織り方の違いを整理をまとめました

柔道着は号数によるサイズ選びと、一重・二重・三重という織り方の違いを理解することが基本です。授業用・部活動用・試合用それぞれに適したモデルがあり、九櫻やミズノといったメーカーは体型別の展開も充実しています。洗濯による縮みを見越したサイズ選びと、日頃のお手入れを意識することで、柔道着を長く快適に使い続けることができます。